今は文筆家として活躍、ベストセラーを出している元NHKアナウンサーでありその後フリーとなってワイドショーの司会者も務めた下重暁子はこれまた深い付き合いがある。下重暁子が見た永さんの素顔とは。
ラジオやテレビや歌や舞台から離れた永さんのこと
文筆家。早稲田大学を卒業後NHKにアナウンサーとして入局。トップアナウンサーとして人気を得たが、文筆家になる強い志を持っていたので民放のキャスターに転出。その後文筆活動に軸足を移した。共著を含めると100冊に迫る著書を出版。2015年の「家族という病」(幻冬舎)は独特の家庭観を提示し大ベストセラーとなった。後に「家族と言う病2」や「わたしが子どもをもたない理由(わけ)」(かんき出版)、「若者よ、猛省しなさい」(集英社)を出版。俳句にも造詣が深く「この一句 108人の俳人たち」(大和書房)やノンフィクション「鋼の女―最後の瞽女・小林ハル」(集英社)などがある。
フリーアナウンサー。 立教大学文学部日本文学科卒業。TBSにアナウンサーとして入社。数多くのラジオ、テレビに出演した。5年後にはフリーとなる。テレビでは、「3時にあいましょう」「世界音楽祭」「歯の時間」などの司会を務める。ラジオでは入社2年目から始まった「永六輔の誰かとどこかで」(全国ネット)の永六輔のパートナーとして永が亡くなった2016年まで49年間相手役を務めた。並行して始まったTBSの長寿番組「森本毅郎スタンバイ」は27年になる名コンビとして現在も放送中。その経験を活かした講演活動、話し方研修、朗読会なども多数。著書「あったかい言葉で話したい」(大和書房)他。