永さんからの手紙永六輔を語る

永六輔は短い言葉で伝えることの名人であった。一言で真髄を描こうとした。「ハガキに似合った」、「ハガキに書ける字数で伝えたいことを書きなさい」と教えられた。
そして、自分も毎日沢山のハガキを書いた。深夜放送時代には送られてきたハガキ全てに返事を書いた。月に1万通を越えた時もあった。総計すると全国では数十万通か。そこに永六輔の心が見える。どんな場合も、一人一人の個人と常に向かい合って生きた永六輔の証拠がある。

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